No.104:バックナンバー
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■LAIT News【Vol.104 2008/8/6号】■
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1.LAIT活動報告
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■■最新の活動報告■■
「コンピュータプログラム関連発明についての最新特許戦略
−日、米、欧でこんなに違うハードルと最新動向」は好評のうちに終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました。
■■9月の活動予定■■
演題:「アジアシルクロードと三味線誕生の物語」
=未来につながる戦略的外交の提案=
講師:大野 遼(おおの りょう)氏
在日キルギス共和国大使館 文化アドバイザー
NPOユーラシアンクラブ 理事長
概要:日本人は、「アジア」がどういう世界なのか、どこからどこまでを示すのか、
また、「シルクロード」がどういう言葉なのかについて、具体的なイメージを
持っていません。
したがって、日本人が所属するアジアやアジアの一部と考えられる日本文化
についてもあいまいな理解にとどまっています。
三味線誕生の物語を通して、キルギスと日本(日本橋)を二眼レフにした
「アジアシルクロード」の未来図の一端を語ります。
キルギスは天山山脈の氷河と“アジアの瞳”と言えるイシククル湖で象徴される
「アジアのオアシス」というに相応しい太陽と水の国です。世界に「太陽と水の
ネットワーク」「アジアの瞳ネットワーク」「エコ・カルチャーネットワーク」
を
呼びかけることが戦略的外交の基本です。
日時:平成20年 9月18日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:http://www.lait.jp/index.php?itemid=488
*協賛:三好内外国特許事務所
■■10月の活動予定■■
演題:「中小企業こそやるべきM&A その成功のポイント」
〜売って事業承継・買って新成長戦略〜
講師:分林 保弘(わけばやし やすひろ)氏
株式会社日本M&Aセンター 代表取締役会長
特定非営利活動法人日本企業再生支援機構 副理事長
日時:平成20年10月23日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:次号案内
■■11月の活動予定■■
演題:「知財情報を用いたR&D活動の俯瞰分析」
講師:中村 達生(なかむら たつお)氏
株式会社創知 代表取締役社長
概要:知財情報には、企業、人、技術、トレンドなど、企業のR&D戦略策定に
必要なすべての情報が含まれています。これらを客観的かつ俯瞰的に
解析することにより、研究開発分野の海原の中における自社の位置づけ、
競合状況、空白領域を浮かび上がらせることができます。
株式会社創知では、研究開発活動の分析を目的とした独自の視点による
手法開発を行い、従来の統計的手法の単純な適用では決して得ることが
出来ない結論を導き出すことを可能としました。当該セミナーでは、M&Aの
事例など、複数の事例をおりまぜながら俯瞰分析とは何かの解説を行い、
つづいて、当該手法を適用したASPサービスXLUS(カイラス)を用いた解析の
実演を実施します。参加者の方々には、知財情報の活用、情報を俯瞰する
ことの有用性を実感して頂きます。
日時:平成20年11月13日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:次号案内
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2.海外の注目ニュース
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海外の注目の最新ニュースをお知らせします。
■■テレビ番組放送時間の65%が欧州作品、EU指令の規定順守■■
●欧州委員会は7月25日、テレビ放送における欧州作品および欧州の独立系制作者
による作品の奨励を目的とするEUルールの順守状況に関する報告書を公表した。
これによると、EU25カ国における各テレビ局の放送時間で欧州作品の占める割合は
2005年が平均63.52%、06年は65.05%だった。一方、全体の放送時間の中で欧州の
独立系プロダクションが制作した番組の占める割合は05年が36.44%、06年は37.59%
に上り、最近5年以内の作品の比率はそれぞれ25.02%、25.09%となっている。
EUは文化的多様性を尊重する立場から、「国境なきテレビ指令」第4条で各放送局に
対し、放送時間の少なくとも50%を欧州作品の放送に充てることを義務付けている。
さらに独立系のコンテンツ制作者を支援するため、同第5条は放送時間の10%以上を
欧州の独立系制作者による作品の放送に充てるよう定めている。EU加盟国は国境なき
テレビ指令に代わる新たな枠組みとして07年12月に採択された「視聴覚メディア
サービス指令」に沿って、09年末までに国内法の制定を求められているが、2つの規定
は新指令に引き継がれている。
欧州委は2年ごとにテレビ放送に関するEUルールの順守状況をまとめており、今回の
報告書には初めて新規加盟10カ国の調査データが盛り込まれた。全体の放送時間に
占める欧州作品の割合を国別にみると、06年はスウェーデン(45.44%)とスロベニア
(46.98%)で50%を割り込んでいるが、それ以外の国は規定を達成している。一方、
欧州作品の比率が最も高いのはポーランド(81.07%)で、デンマーク(80.92%)が
これに次いだ。
(European Commission Press Release, July 25, 2008)
■■世界の特許出願件数、06年は4.9%増、受付件数で米が40年ぶりトップ■■
●世界知的所有権機関(WIPO)が7月31日発表した特許報告(2008年版)によると、
06年の特許出願件数は世界全体で前年比4.9%増の176万件だった。32.1%増を
記録した中国や韓国(6.6%増)など、主にアジア諸国の伸びが全体を牽引した。
各国当局が受け付けた出願件数は米国が42万5,966件で首位に立ち、日本
(40万8,674件)、中国(21万501件)、韓国(16万6,189件)、欧州(13万5,231件)と
続いている。WIPOによると、米特許商標庁(USPTO)への出願件数が日本の特許庁へ
の出願を上回ったのは1963年以来。これは米国が先発明主義から先願主義への移行
を決めたことや、日本企業の間で進出先の当局に直接出願するケースが増えている
ことなどが背景と考えられる。
一方、出願した企業または個人の国籍別では日本が51万4,047件でトップを維持。
米国が39万815件で2位につけた。以下、韓国(17万2,709件)、ドイツ(13万806件)、
中国(12万8,850件)と続き、上位5カ国からの出願件数が全体の76%を占めた。
(WIPO Press Release, July 31, 2008)
(庵研究員著)
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3.政府・団体の動向
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政府・団体の動向に関する最新記事の抜粋です。
詳細の横のURLをクリックすることで記事全文を示したページにアクセスできます。
■■情報セキュリティ法務関連政府・団体の動向■■
●7月16日、警察庁が、「出会い系サイトに関連した犯罪防止リーフレット」及び
「情報セキュリティ対策ビデオ」を公表。
詳細:http://www.npa.go.jp/cyber/deai/pdf/pamphlet.pdf
http://www.npa.go.jp/cyber/video/index.html
■■コンテンツビジネス法務関連政府・団体の動向■■
●7月18日、総務省が、モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080718_4.html
●7月24日、総務省が、「地上デジタル放送推進総合対策」を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080724_5.html
●7月28日、公正取引委員会が、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント他3社に
対する審判審決を公表。
詳細:http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/08072801.pdf
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/08072801tenpu.pdf
●7月31日、総務省が、「通信産業基本調査」(平成20年4月実施)の結果を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080731_9.html
■■産業財産権法務関連政府・団体の動向■■
●7月28日、特許庁が、生物多様性条約第9回締約国会議の結果概要を公表。
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/kokusai/kokusai2/living_thing_meeting.htm
●7月28日、特許庁が、動き、音等の新しいタイプの商標として保護すべき対象及び
その具体的方策について検討を開始。
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/puresu/press_singikai_kentou.htm
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4.セミナー情報
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最新のセミナー情報をお知らせいたします。
詳細の横のURLをクリックすることでセミナー詳細情報を示したページにアクセス
できます。
■■情報セキュリティ法務関連セミナー情報■■
演題:セキュリティ事故の傾向と対策としての社内教育
〜個人情報、4人にひとりは漏れている!〜
日時:平成20年8月22日
主催:NPO 日本ネットワークセキュリティ協会
詳細:http://www.jnsa.org/seminar/2008/0822/index.html
演題:実践的な情報セキュリティ対策への取組み
〜個人情報を保護するために一人ひとりがやるべきことを理解する〜
日時:平成20年9月10日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.jp/ed/study/security/index.htm
演題:IT紛争の防止のために(第2回)
-モデル契約の活用とその技術的側面-
日時:平成20年9月19日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.or.jp/ed/study/itconflict/index.htm
演題:2008年度全国縦断情報セキュリティ監査セミナー
日時:平成20年11月11日他
主催:NPO日本セキュリティ監査協会
詳細:http://www.jasa.jp/seminar/secf2008lh.html
演題:IT紛争の防止のために(第3回)
-モデル契約の活用とその技術的側面-
日時:平成20年12月10日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.or.jp/ed/study/itconflict/index.htm
■■コンテンツビジネス法務関連セミナー情報■■
演題:映画著作物の翻案的侵害はいかにして起こるか
日時:平成20年9月19日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar0809.pdf
演題:実演家のパブリシティ権管理・侵害対策セミナー(第1回)
日時:平成20年9月30日
主催:(社)日本芸能実演家団体協議会
詳細:http://cpra.jp/web/news/news_080630_2index.html
演題:関西地区著作権研修講座
日時:平成20年10月9,10日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html
演題:ソフトウェア知的財産権入門講座[短期コース]
日時:平成20年10月20日
主催:(社)ソフトウェア情報センター
詳細:http://www.softic.or.jp/nyumon/2008.htm
演題:実演家のパブリシティ権管理・侵害対策セミナー(第2回)
日時:平成20年11月19日
主催:(社)日本芸能実演家団体協議会
詳細:http://cpra.jp/web/news/news_080630_2index.html
演題:ソフトウェア知的財産権入門講座[Bコース]
日時:平成21年1月14日
主催:(社)ソフトウェア情報センター
詳細:http://www.softic.or.jp/nyumon/2008.htm
■■産業財産権法務関連セミナー情報■■
演題:平成20年度特許審査基準討論研修(第2回/化学)
日時:平成20年8月22日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/staff/200716touron.html
演題:大阪丸島ゼミ「企業における知的財産戦略支援ゼミ(基礎)」
〜企業の知財戦略を学び、それに貢献する弁理士業務の拡充を検討する〜
日時:平成20年8月26日他
主催:日本弁理士会
詳細:http://www.jpaa.or.jp/ipba/2008first/2008m.html
演題:平成20年度パソコン電子出願説明会
日時:平成20年8月29日他
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/pcinfo/news/news_200807_2.html
演題:知的財産アドバイザー研修
日時:平成20年9月1日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
演題:平成20年度特許流通講座(実務編)
日時:平成20年9月4日〜10月16日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.ryutu.inpit.go.jp/training/business/index.html
演題:平成20年度企業の知的財産・法務担当者のための
検索エキスパート研修[上級](第2回)A日程
日時:平成20年9月8〜11日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/expert/20kenshu.jyou2.html
演題:平成20年度企業の知的財産・法務担当者のための
検索エキスパート研修[上級](第2回)B日程
日時:平成20年9月8,9,17,18日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/expert/20kenshu.jyou2.html
演題:平成20年度知的財産権研修(第3回)
日時:平成20年9月16〜19日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/gyosei/chizaiken/20chizai_ken3.html
演題:平成20年度知的財産権制度説明会(実務者向け
日時:平成20年10月7,14,21,28日,11月13日他
主催:特許庁
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/jitumusya.htm
演題:知的財産管理コンサルタント研修
日時:平成20年11月10日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
演題:知的財産ライセンス・コーディネータ研修概要
日時:平成20年11月21日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
*詳細は、主催団体のHPへのリンクです。リンク先のコンテンツの内容・著作権等に
関しては、各リンク先にお問い合わせください。
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5.事務局からの連絡
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●次号は、8月20日頃発行の予定です。
●ご意見、ご要望は事務局までどうぞお寄せください。
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■本メールは、IT企業法務研究所の会員様およびLAIT NEWS登録会員様に
お送りしているものです。
本メール配信サービスに関するお問い合わせ、配信停止、登録されている
電子メールアドレスの変更等をご希望される方は、お手数ですが、研究所
事務局までご連絡ください。
なお、当メールマガジンに記載されている情報の正確さについては万全を
期しておりますが、本メールによって提供された情報に基づくすべての行為に
よって会員がいかなる損害を受けた場合であっても研究所は一切の責任を
負いかねます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【発行元】
IT企業法務研究所
(Legal Affairs on Information Technology Institute:LAIT)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問合せ先】 IT企業法務研究所 事務局
株式会社インタークロス
東京都千代田区内神田2-2-6 田中ビル6F
TEL:03-5207-5102
FAX:03-5207-5101
Email:webmaster@lait.jp
URL :http://www.lait.jp/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Copyright(C)2004-2008 INTERCROSS All Rights Reserved. (無断転載禁止)
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■LAIT News【Vol.104 2008/8/6号】
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1.LAIT活動報告
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■■最新の活動報告■■
「コンピュータプログラム関連発明についての最新特許戦略
−日、米、欧でこんなに違うハードルと最新動向」は好評のうちに終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました。
■■9月の活動予定■■
演題:「アジアシルクロードと三味線誕生の物語」
=未来につながる戦略的外交の提案=
講師:大野 遼(おおの りょう)氏
在日キルギス共和国大使館 文化アドバイザー
NPOユーラシアンクラブ 理事長
概要:日本人は、「アジア」がどういう世界なのか、どこからどこまでを示すのか、
また、「シルクロード」がどういう言葉なのかについて、具体的なイメージを
持っていません。
したがって、日本人が所属するアジアやアジアの一部と考えられる日本文化
についてもあいまいな理解にとどまっています。
三味線誕生の物語を通して、キルギスと日本(日本橋)を二眼レフにした
「アジアシルクロード」の未来図の一端を語ります。
キルギスは天山山脈の氷河と“アジアの瞳”と言えるイシククル湖で象徴される
「アジアのオアシス」というに相応しい太陽と水の国です。世界に「太陽と水の
ネットワーク」「アジアの瞳ネットワーク」「エコ・カルチャーネットワーク」
を
呼びかけることが戦略的外交の基本です。
日時:平成20年 9月18日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:http://www.lait.jp/index.php?itemid=488
*協賛:三好内外国特許事務所
■■10月の活動予定■■
演題:「中小企業こそやるべきM&A その成功のポイント」
〜売って事業承継・買って新成長戦略〜
講師:分林 保弘(わけばやし やすひろ)氏
株式会社日本M&Aセンター 代表取締役会長
特定非営利活動法人日本企業再生支援機構 副理事長
日時:平成20年10月23日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:次号案内
■■11月の活動予定■■
演題:「知財情報を用いたR&D活動の俯瞰分析」
講師:中村 達生(なかむら たつお)氏
株式会社創知 代表取締役社長
概要:知財情報には、企業、人、技術、トレンドなど、企業のR&D戦略策定に
必要なすべての情報が含まれています。これらを客観的かつ俯瞰的に
解析することにより、研究開発分野の海原の中における自社の位置づけ、
競合状況、空白領域を浮かび上がらせることができます。
株式会社創知では、研究開発活動の分析を目的とした独自の視点による
手法開発を行い、従来の統計的手法の単純な適用では決して得ることが
出来ない結論を導き出すことを可能としました。当該セミナーでは、M&Aの
事例など、複数の事例をおりまぜながら俯瞰分析とは何かの解説を行い、
つづいて、当該手法を適用したASPサービスXLUS(カイラス)を用いた解析の
実演を実施します。参加者の方々には、知財情報の活用、情報を俯瞰する
ことの有用性を実感して頂きます。
日時:平成20年11月13日(木)午後2時〜午後4時
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:次号案内
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2.海外の注目ニュース
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海外の注目の最新ニュースをお知らせします。
■■テレビ番組放送時間の65%が欧州作品、EU指令の規定順守■■
●欧州委員会は7月25日、テレビ放送における欧州作品および欧州の独立系制作者
による作品の奨励を目的とするEUルールの順守状況に関する報告書を公表した。
これによると、EU25カ国における各テレビ局の放送時間で欧州作品の占める割合は
2005年が平均63.52%、06年は65.05%だった。一方、全体の放送時間の中で欧州の
独立系プロダクションが制作した番組の占める割合は05年が36.44%、06年は37.59%
に上り、最近5年以内の作品の比率はそれぞれ25.02%、25.09%となっている。
EUは文化的多様性を尊重する立場から、「国境なきテレビ指令」第4条で各放送局に
対し、放送時間の少なくとも50%を欧州作品の放送に充てることを義務付けている。
さらに独立系のコンテンツ制作者を支援するため、同第5条は放送時間の10%以上を
欧州の独立系制作者による作品の放送に充てるよう定めている。EU加盟国は国境なき
テレビ指令に代わる新たな枠組みとして07年12月に採択された「視聴覚メディア
サービス指令」に沿って、09年末までに国内法の制定を求められているが、2つの規定
は新指令に引き継がれている。
欧州委は2年ごとにテレビ放送に関するEUルールの順守状況をまとめており、今回の
報告書には初めて新規加盟10カ国の調査データが盛り込まれた。全体の放送時間に
占める欧州作品の割合を国別にみると、06年はスウェーデン(45.44%)とスロベニア
(46.98%)で50%を割り込んでいるが、それ以外の国は規定を達成している。一方、
欧州作品の比率が最も高いのはポーランド(81.07%)で、デンマーク(80.92%)が
これに次いだ。
(European Commission Press Release, July 25, 2008)
■■世界の特許出願件数、06年は4.9%増、受付件数で米が40年ぶりトップ■■
●世界知的所有権機関(WIPO)が7月31日発表した特許報告(2008年版)によると、
06年の特許出願件数は世界全体で前年比4.9%増の176万件だった。32.1%増を
記録した中国や韓国(6.6%増)など、主にアジア諸国の伸びが全体を牽引した。
各国当局が受け付けた出願件数は米国が42万5,966件で首位に立ち、日本
(40万8,674件)、中国(21万501件)、韓国(16万6,189件)、欧州(13万5,231件)と
続いている。WIPOによると、米特許商標庁(USPTO)への出願件数が日本の特許庁へ
の出願を上回ったのは1963年以来。これは米国が先発明主義から先願主義への移行
を決めたことや、日本企業の間で進出先の当局に直接出願するケースが増えている
ことなどが背景と考えられる。
一方、出願した企業または個人の国籍別では日本が51万4,047件でトップを維持。
米国が39万815件で2位につけた。以下、韓国(17万2,709件)、ドイツ(13万806件)、
中国(12万8,850件)と続き、上位5カ国からの出願件数が全体の76%を占めた。
(WIPO Press Release, July 31, 2008)
(庵研究員著)
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3.政府・団体の動向
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政府・団体の動向に関する最新記事の抜粋です。
詳細の横のURLをクリックすることで記事全文を示したページにアクセスできます。
■■情報セキュリティ法務関連政府・団体の動向■■
●7月16日、警察庁が、「出会い系サイトに関連した犯罪防止リーフレット」及び
「情報セキュリティ対策ビデオ」を公表。
詳細:http://www.npa.go.jp/cyber/deai/pdf/pamphlet.pdf
http://www.npa.go.jp/cyber/video/index.html
■■コンテンツビジネス法務関連政府・団体の動向■■
●7月18日、総務省が、モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080718_4.html
●7月24日、総務省が、「地上デジタル放送推進総合対策」を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080724_5.html
●7月28日、公正取引委員会が、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント他3社に
対する審判審決を公表。
詳細:http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/08072801.pdf
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/08.july/08072801tenpu.pdf
●7月31日、総務省が、「通信産業基本調査」(平成20年4月実施)の結果を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080731_9.html
■■産業財産権法務関連政府・団体の動向■■
●7月28日、特許庁が、生物多様性条約第9回締約国会議の結果概要を公表。
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/kokusai/kokusai2/living_thing_meeting.htm
●7月28日、特許庁が、動き、音等の新しいタイプの商標として保護すべき対象及び
その具体的方策について検討を開始。
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/puresu/press_singikai_kentou.htm
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4.セミナー情報
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最新のセミナー情報をお知らせいたします。
詳細の横のURLをクリックすることでセミナー詳細情報を示したページにアクセス
できます。
■■情報セキュリティ法務関連セミナー情報■■
演題:セキュリティ事故の傾向と対策としての社内教育
〜個人情報、4人にひとりは漏れている!〜
日時:平成20年8月22日
主催:NPO 日本ネットワークセキュリティ協会
詳細:http://www.jnsa.org/seminar/2008/0822/index.html
演題:実践的な情報セキュリティ対策への取組み
〜個人情報を保護するために一人ひとりがやるべきことを理解する〜
日時:平成20年9月10日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.jp/ed/study/security/index.htm
演題:IT紛争の防止のために(第2回)
-モデル契約の活用とその技術的側面-
日時:平成20年9月19日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.or.jp/ed/study/itconflict/index.htm
演題:2008年度全国縦断情報セキュリティ監査セミナー
日時:平成20年11月11日他
主催:NPO日本セキュリティ監査協会
詳細:http://www.jasa.jp/seminar/secf2008lh.html
演題:IT紛争の防止のために(第3回)
-モデル契約の活用とその技術的側面-
日時:平成20年12月10日
主催:(財)日本情報処理開発協会
詳細:http://www.jipdec.or.jp/ed/study/itconflict/index.htm
■■コンテンツビジネス法務関連セミナー情報■■
演題:映画著作物の翻案的侵害はいかにして起こるか
日時:平成20年9月19日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar0809.pdf
演題:実演家のパブリシティ権管理・侵害対策セミナー(第1回)
日時:平成20年9月30日
主催:(社)日本芸能実演家団体協議会
詳細:http://cpra.jp/web/news/news_080630_2index.html
演題:関西地区著作権研修講座
日時:平成20年10月9,10日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html
演題:ソフトウェア知的財産権入門講座[短期コース]
日時:平成20年10月20日
主催:(社)ソフトウェア情報センター
詳細:http://www.softic.or.jp/nyumon/2008.htm
演題:実演家のパブリシティ権管理・侵害対策セミナー(第2回)
日時:平成20年11月19日
主催:(社)日本芸能実演家団体協議会
詳細:http://cpra.jp/web/news/news_080630_2index.html
演題:ソフトウェア知的財産権入門講座[Bコース]
日時:平成21年1月14日
主催:(社)ソフトウェア情報センター
詳細:http://www.softic.or.jp/nyumon/2008.htm
■■産業財産権法務関連セミナー情報■■
演題:平成20年度特許審査基準討論研修(第2回/化学)
日時:平成20年8月22日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/staff/200716touron.html
演題:大阪丸島ゼミ「企業における知的財産戦略支援ゼミ(基礎)」
〜企業の知財戦略を学び、それに貢献する弁理士業務の拡充を検討する〜
日時:平成20年8月26日他
主催:日本弁理士会
詳細:http://www.jpaa.or.jp/ipba/2008first/2008m.html
演題:平成20年度パソコン電子出願説明会
日時:平成20年8月29日他
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/pcinfo/news/news_200807_2.html
演題:知的財産アドバイザー研修
日時:平成20年9月1日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
演題:平成20年度特許流通講座(実務編)
日時:平成20年9月4日〜10月16日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.ryutu.inpit.go.jp/training/business/index.html
演題:平成20年度企業の知的財産・法務担当者のための
検索エキスパート研修[上級](第2回)A日程
日時:平成20年9月8〜11日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/expert/20kenshu.jyou2.html
演題:平成20年度企業の知的財産・法務担当者のための
検索エキスパート研修[上級](第2回)B日程
日時:平成20年9月8,9,17,18日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/expert/20kenshu.jyou2.html
演題:平成20年度知的財産権研修(第3回)
日時:平成20年9月16〜19日
主催:(独)工業所有権情報・研修館
詳細:http://www.inpit.go.jp/jinzai/gyosei/chizaiken/20chizai_ken3.html
演題:平成20年度知的財産権制度説明会(実務者向け
日時:平成20年10月7,14,21,28日,11月13日他
主催:特許庁
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/ibento2/jitumusya.htm
演題:知的財産管理コンサルタント研修
日時:平成20年11月10日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
演題:知的財産ライセンス・コーディネータ研修概要
日時:平成20年11月21日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.chizaijinzai.com/
*詳細は、主催団体のHPへのリンクです。リンク先のコンテンツの内容・著作権等に
関しては、各リンク先にお問い合わせください。
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5.事務局からの連絡
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●次号は、8月20日頃発行の予定です。
●ご意見、ご要望は事務局までどうぞお寄せください。
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