国際著作権界に並存する二つの法律思潮
日時 | 概要 |
---|---|
04月22日 木曜日 14:00 | 16:00 |
国際著作権界は、 二つの大きな法律思潮、 すなわち、 大陸法の流れを汲む考えと英米法の流れを汲む考えの狭間でつねに揺れ動いている。これらの二つの考えがそれぞれ異なる法文化(legal culture)、法伝統(legal tradition)に由来するものだけに、 そのいずれか一方に収斂することは難しい。 しかし、両思潮の間には 「著作物」 「著作者」 「著作権」という基本的な概念の認識にずれが生じ、WIPO、 GATT/WTO 等での討議にも影響を与えている。それは、端的には、 大西洋の両岸で対峙する欧州大陸と米国の間の攻防ともいえよう。 今回は、Author’s right と Copyrightの違い、映画の著作権、 職務著作、著作隣接権、権利の存続期間など、具体的な課題を素材としつつ、二つの思潮の違いを考えたい。 |
講師紹介
斉藤 博(さいとう ひろし)氏新潟大学名誉教授、虎ノ門総合法律事務所・弁護士
ALAI(国際著作権法学会)副会長、ALAI Japan会長
開催概要
名称: | 『国際著作権界に並存する二つの法律思潮』 |
---|---|
日時: | ~ (13時30分より受付開始) |
会場: |
【現地会場】「虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー 22階)」
東京都港区虎ノ門1-2-8 (東京メトロ 銀座線 虎ノ門駅2番出口より徒歩1分) |