クラウド環境における法律問題 −アクセス・コントロールに対する各国の法整備−
日時 | 概要 |
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04月12日 木曜日 13:30 | 15:30 |
米国が1998年に制定した「デジタルミレニアム著作権法」(DMCA)は、その名前が示すとおり、著作権法を21世紀のデジタル環境に対応させるという意欲を持った立法である。その柱の一つが技術的保護手段の保護であるが、アクセス・コントロールの保護を中心課題と位置付けている。技術的保護手段の保護についてすでに多くの裁判例があるが、そのほとんどはアクセス・コントロール事案であって、コピー・コントロール事案はわずかにすぎない。このことは、コンテンツの保護におけるアクセス・コントロールの重要性を示している。 米国に遅れて欧州連合でも2001年に「情報社会指令」を出して加盟国にアクセス・コントロールを含む技術的保護手段を著作権法で保護することを義務付けた。これを受けて欧州各国では著作権法にアクセス・コントロールを保護する規定を置いている。 他方、日本では、著作権法でアクセス・コントロールを保護する必要があるとの認識は全く存在せず、不正競争防止法と不正アクセス禁止法で 部分的にかつ間接的に保護されているにとどまる。 この講演では、以上のようなアクセス・コントロールの保護に対する各国の法制を検討する。 |
講師紹介
山本 隆司(ヤマモト タカシ)先生弁護士(インフォテック法律事務所)
開催概要
名称: | 『クラウド環境における法律問題 −アクセス・コントロールに対する各国の法整備−』 |
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日時: | ~ (13時10分より受付開始) |
会場: |
【現地会場】「「アビタス」セミナールーム3」
東京都中央区日本橋3-6-2日本橋フロント4階「アビタス」 (JR東京駅八重洲口徒歩5分、東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅 B1出口徒歩2分:中央通りと八重洲通りの交差点(日本橋3丁目)からタカシマヤ寄り 二つ目のビル) |