クラウド環境における法律問題 −契約と知財侵害の準拠法と裁判管轄権−
日時 | 概要 |
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05月18日 金曜日 13:30 | 15:30 |
国際私法は、クラウド環境下のコンテンツの保護・利用に対応しているか。もともと、裁判管轄と準拠法を決定する国際私法ルールは、各国ごとに異なっている。そのうえ、コンテンツの保護・利用については、知的財産権に特有の属地主義が存在し、裁判管轄・準拠法ルールは、複雑な様相を呈している。 この講演においては、まず、日米欧における裁判管轄・準拠法ルールの法制の現状と改正動向を紹介する。各国においてネットワーク環境への対応を目指して新ルールを提唱する動きが盛んであり、法改正が盛んである。 つぎに、ネットワーク環境、特にクラウド環境下での固有の問題点を具体的に見ていく。ネットワーク配信においては、多数の国でコンテンツが受信されるが、その紛争はどこの国が裁判管轄権を持つのか、またこれに どこの法が適用されるのか。とくに、サーバとクライアントの所在国が異なると、裁判管轄と準拠法の決定が問題となるが、クラウド・コンピューティングにおけるコンテンツの利用が果たしてクライアント側にあると言えるのか、それともサーバ側にあると言えるのか、微妙な状況を生ずる。 |
講師紹介
山本 隆司(ヤマモト タカシ)先生弁護士(インフォテック法律事務所)
開催概要
名称: | 『クラウド環境における法律問題 −契約と知財侵害の準拠法と裁判管轄権−』 |
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日時: | ~ (13時10分より受付開始) |
会場: |
【現地会場】「「アビタス」セミナールーム3」
東京都中央区日本橋3-6-2日本橋フロント4階「アビタス」 (JR東京駅八重洲口徒歩5分、東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅 B1出口徒歩2分:中央通りと八重洲通りの交差点(日本橋3丁目)からタカシマヤ寄り 二つ目のビル) |