今世紀の条約動向とマラケシュ条約の意味 〜人権条約と著作権条約の交錯〜
日時 | 概要 |
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11月14日 木曜日 14:00 | 16:00 |
1996年のWCT、WPPT成立後、2000年の視聴覚実演の保護に関する条約の外交会議失敗を経て15年半に亘り著作権関係の条約が全く成立しない状態が続いた。ところが、昨年6月北京条約が、今年6月マラケシュ条約が相次いで成立した。突然の条約ラッシュの背後にはどのような流れがあったのか。それぞれの条約の簡単な歴史と現在のWIPOでの状態を紹介して、その背景事情を探る。 マラケシュ条約は著作権関係の条約としては極めて異例なものであり、今後の条約のあり方に大きな変化をもたらすかもしれないものである。しかし、日本では本条約への関心は高いとはいえず、成立時にも殆どニュースとしても扱われなかった。 視覚障害者・読書障害者のための著作権の権利の制限と例外の条約として検討され成立したマラケシュ条約は、その本質として人権条約としての面を強く持っている。実際、外交会議終盤では、「この重要な人権条約が・・・」という発言が各国のみならず、ガリWIPO事務局長からもあった。一方、権利の制限と例外のみを定める条約というのは、少なくとも著作権の世界では初めてのものである。マラケシュ条約の論議の過程と内容を紹介して、この条約の意味と問題点を検討する。あまり内容に馴染みのない方もおられると思われるので、出席申し込みの方には事前にマラケシュ条約(日英対訳)をメールでお送りして、あらかじめ目を通した上で出席頂ければと考えている。 |
講師紹介
国士舘大学知財大学院客員教授 上原伸一先生
開催概要
名称: | 『今世紀の条約動向とマラケシュ条約の意味 〜人権条約と著作権条約の交錯〜』 |
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日時: | ~ (13時30分より受付開始) |
会場: |
【現地会場】「蚕糸会館」
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館(さんしかいかん)6階 (JR有楽町駅 徒歩2分、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営三田線「日比谷駅」 徒歩2分:丸の内警察署裏、ニッポン放送隣:地図参照) |