新春CPRA雑想:「美しい国」ならぬ「美しい組織づくり」
(注=CPRA<実演家著作隣接権センター>は、社団法人日本芸能実演家団体協議会<芸団協>の独立的専門機関として、“著作権法に基づく実演家の権利処理業務”を行っている。)
- 1993年CPRA立ち上げ時の考え方
- 各人のものは各人の下へ。
- 権利者のものは権利者の下へ。
(“権利者のもの”を基本とするも一定部分を団体的に処理する団体方式(collective system)からの脱却)
- 1998年CPRA見直し時の考え方
- 個別分配が原則である(JASRAC型の分配)。
- 管理手数料は権利の管理に要する費用である。
- 共通目的、拠出金等については権利者の合意に基づいて支出する。
- 2007年の課題(比較組織論的アプローチ)
- JASRACに追いつく(権利者への分配システムとそれを支える法的意識)
- JASRACを超える(1)(共通目的を考えることで著作者団体を超える。それは、権利者の意思に基づき、権利者の地位向上のための事業など権利者全体の思いを体現するための事業である)。
- JASRACを超える(2)(徴収システム及び徴収額と著作隣接権に関する理論的裏付け)
- CPRAの視点
- 権利者の視線で考え、権利者の目で見る。
- 団体の利益、団体の思惑ではない。まして、執行部の思惑ではない。
- 国民の視線、支払い者の目で見ることはさらに重要である。
以上