IT企業法務研究所 創作者の地位に関する研究網

“めんそーれ美ら島沖縄”―沖縄文化観光ファン増大促進事業―(平成25年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業)

舞台作品「沖縄燦燦―OKINAWA SAN SAN」

IT企業法務研究所(LAIT)代表研究員 棚野正士

「沖縄燦燦―OKINAWA SAN SAN」のちらし

 沖縄文化観光ファン増大事業の一環で、舞台作品「沖縄燦燦―OKINAWA SAN SAN」が創られ、2014年1月21・22日、沖縄県浦添市の国立劇場おきなわ(小劇場)で披露された。
 この作品は沖縄の組踊や琉球舞踊をふんだんに取り入れ、ロックバイオリンと三線が琉球古謡を演奏し、舞台では歌舞伎を応用した衣装の“引き抜き”など、音楽も舞台美術も衣装も客の心を虜にする上演時間1時間のミュージカルである。
 若い海人とその恋人を軸に、ユイマール(共同作業)やニイビチ(結婚)、収穫祭りなど沖縄の魅力がいっぱい描かれており、1時間の上演が終わるのが惜しい感じである。2013年には世界三大演劇祭のアビニヨン演劇祭で高い評価を受け、同年のキジムナーフェスタでも世界各国の演劇人から絶賛されている。
 企画制作は下山久(株式会社エーシーオー沖縄)、支援団体は公益財団法人沖縄県文化振興会。脚本・演出:三隅治雄、音楽:松元靖、舞台美術:滝善光、衣装デザイン:阿部美千代、振り付け:知花小百合、音響プラン:富山尚、照明プラン:松田成恵、演出助手:みうらもとお、前里茜、衣装助手:知念瞳、舞台監督:猪俣孝之。
 出演者は知花小百合、佐辺良和(22日)、川満香多(21日)、藤戸瑛子、仲里綾香、亀井美音(21日)、仲里優香、洌鎌利多(22日)、チアキ、ARIA。
 沖縄文化活性化・創造発信支援事業「めんそーれ美ら島沖縄」の目的は、沖縄の文化観光資源である組踊や琉球舞踊をはじめ沖縄の芸能を再認識し、県内だけでなく観光客を含めた多くの沖縄文化ファンを獲得するため、伝統を継承しながら、今日的な舞台を継続的、定期的に提供することにある。この事業が期待するのは、沖縄文化観光ファンの増加により、観光客の沖縄県内での平均滞在日数を増加させること、沖縄県の文化観光産業の確立・活性化である。(写真は「沖縄燦燦―OKINAWA SAN SAN」のちらし)

コメント

棚野正士 wrote:

沖縄燦燦―OKINAWA SAN SAN」の企画制作者下山久氏(エーシーオー沖縄代表取締役)から2014年1月29日付けで次のメールが届いた。
(IT企業法務研究所代表研究員 棚野正士)

「私は今ポーランドのワルシャワに来ております。「沖縄燦々」公演(1月21日・22日)の後、1月24日、26日に沖縄県の事業で今年2014年7月フランスのアヴィニヨンとイギリスのエジンバラの演劇祭に派遣する団体のコンテストがあり、エーシーオー沖縄「沖縄燦々」でエントリー参加いたしました。
おかげさまで、「沖縄燦燦」が最優先派遣候補作品に選ばれました。このため、「沖縄燦々」がアヴィニヨンに行き3週間の公演をすることになります。
以下、嬉しいので大人化ないですが「沖縄燦々」の審査員の総評を紹介します。(審査員は7人。フランス、イギリス、韓国、台湾、沖縄県内3人)
◆沖縄の今も昔も変わらない素晴らしい情景が伝わり、エネルギーに溢れ、国籍に関わらず観ているものを引き込む高いレベルでまとまっている作品だった。
◆演者の表情、パフォーマンスから現在の沖縄の魅力をストレートに丸ごと伝えたいという思いが溢れでていた。
◆演者の表現力、技術に高いクォリティーを感じた。役者の演技力に加え、バイオリン、歌の技術もプロフェッショナルで驚異的であった。
などのコメントの他、音源(録音)等の改善点のアドバイスもいただきました。
まだ、行けるかどうかを調整中ですが、ありがたいことに北極で開催されているロシアのウレンゴイのフェスティバルからも3月に招待したいとの連絡もありましたし、ワルシャワで開催されますアシテジの世界大会のフェスティバルにも400作品の中から25の招待作品の一つとしてアジアから唯一選ばれました。
以上、報告します。」
2014-02-03 11:40:46

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