組み込み向けの軽量版「mruby」登場!
ITのIP(Intellectual Property) 知識財産考
ちょっと古いですが、Webサービスの分野などで人気を博してきたオブジェクト指向のプログラミング言語「Ruby」に2012年4月、組み込み向けの軽量版「mruby」が登場しました。
本家Ruby(CRuby)の生みの親である、まつもとゆきひろ氏が、組み込み分野に強みを持つ福岡県の企業や大学などと共同で経済産業省の「地域イノベーション創出研究開発事業」として開発したものです。
mrubyの最大の特徴は、実行環境(仮想マシン:VM)の大きさが最小構成で550kバイトと小さく、他のアプリケーションにVMごと組み込みやすいこ とです。C言語などで記述した本体のアプリケーションの中で、ネットワーク処理やテキスト処理などC言語の苦手な処理やRubyの得意な処理をmruby側 にオフロードさせる、といった使い方ができます。
ネットワーク側とのやり取りが増えつつあるデジタル家電など組み込み機器での利用のほか、スマートフォンのアプリへの組み込み、ゲーム・ソフトウエアにおけるスクリプト言語としての利用、産業機器での利用などが見込まれているそうです。
出典元:ITPro (http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120622/404824/?k2)
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