「Adwords」がLouis Vuittonの商標権を侵害、仏でGoogleに賠償命令

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 パリ控訴裁判所は6月28日、米Googleによる仏高級ブランドLouis Vuittonへの商標権侵害を認定した2005年2月の一審判決を全面的に支持し、Googleに対して30万ユーロの損害賠償を命じた。
 同訴訟で問題となっていたのは、検索結果とともに関連するテキスト広告を表示するGoogleのキーワード広告サービス「Adwords」。Louis Vuittonはブランド名や商標名を含む検索キーワードを競売にかけるAdwordsのシステムを利用して、Vuittonの商標を競り落とした偽造品を販売する業者の広告が検索結果に表示されているとして、2004年にGoogleを提訴していた。
 Googleは一審判決を受け、すでにフランス版ではLouis Vuittonの商標に関連した検索キーワードの販売を停止しているが、控訴裁判所は同措置をすべてのサイトに適用するよう命じた。

(Reuters, June 29, 2006)

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