英国の音楽著作権管理団体MCPS-PRS Allianceと米Google傘下の動画共有サイトYouTubeは8月30日、同団体が著作権を管理する1,000万曲を超える楽曲の使用について合意に達したと発表した。YouTubeのユーザーはMCPS-PRS Allianceに加盟する5万人以上の作曲家や作詞家、音楽出版社が著作権を保有する楽曲を合法的に使用できるようになる。
　合意に基づき、YouTubeはユーザーが英国版のサイトに投稿したビデオに挿入された楽曲の著作権使用料をMCPS-PRS Allianceに支払う。金額面など契約の詳細は明らかにされていないが、英Financial Times紙によると、YouTubeは定額の楽曲使用料を支払うことで同意しており、現在、MCPS-PRS Allianceが利益の配分方法を検討しているという。

（Reuters, August 30, 2007）