カナダがエイズ治療コピー薬の製造認可、ルワンダへの輸出をWTOに通告
海外ニュース
世界貿易機関(WTO)は5日、カナダ政府から同国の製薬最大手アポテックス(Apotex)にルワンダへの輸出用としてエイズ治療薬のコピー薬製造を認可したとの通告があったと発表した。これは医薬品の製造能力が乏しい発展途上国にもエイズなどの治療薬が行き渡るようにするため、WTOが2003年に定めた後発医薬品の輸出入に関するルールを適用した最初のケース。同ルールは輸出国と輸入国の双方が事前にWTOに通告することを条件に、途上国への輸出用に限って特許権の切れていない医薬品のコピー薬製造を認めた医薬品特許の例外規定で、ルワンダ側からは7月に輸入計画が報告されていた。
カナダ政府がコピー薬の製造を認可したのはネビラピン(nevirapine)など3種類の薬品を配合した「TriAvir(トリアビール)」と呼ばれるエイズ治療薬。アポテックスは特許を保有する英グラクソ・スミスクラインなどの合意なしでコピー薬を製造でき、26万パックがルワンダ向けに輸出される。
(Reuters, October 5, 2007)
カナダ政府がコピー薬の製造を認可したのはネビラピン(nevirapine)など3種類の薬品を配合した「TriAvir(トリアビール)」と呼ばれるエイズ治療薬。アポテックスは特許を保有する英グラクソ・スミスクラインなどの合意なしでコピー薬を製造でき、26万パックがルワンダ向けに輸出される。
(Reuters, October 5, 2007)
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