「バービー」著作権侵害訴訟でマテルが勝訴、MGAに1億ドルの賠償命令
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「バービー」人形を製造・販売する米玩具大手マテルが「ブラッツ」人形の製造元MGAエンターテインメントを著作権侵害で訴えた裁判で、米カリフォルニア州の連邦地裁陪審は8月26日、マテルの主張を認めMGAに1億ドルの賠償金支払いを命じる評決を言い渡した。マテル側は2001年に発売されたブラッツについて、同社の元社員で2000年にMGAに移籍したカーター・ブライアント氏がマテルに勤務していた期間にデザインを考案したもので、著作権はマテルに帰属すると主張していた。
現時点ではMGAがマテルに著作権使用料を支払ってブラッツの生産を継続するのか、それとも生産停止に追い込まれるのかは不明。米メディアによると、マテルは裁判所にブラッツの生産差し止めを請求するとの見方が有力だが、その場合はブラッツ・シリーズのうち、どの人形のデザインがマテルの著作権を侵害しているか特定できるかが最大の焦点となる。
バービーはマテルを代表するブランドでおよそ50年の歴史を持ち、世界中で根強い人気を誇る。一方のブラッツは斬新なファッションが話題となって欧米を中心に人気が高まり、年間10億ドル超を売り上げてバービーを脅かす存在になっている。
(Managing Intellectual Property, September 3, 2008)
現時点ではMGAがマテルに著作権使用料を支払ってブラッツの生産を継続するのか、それとも生産停止に追い込まれるのかは不明。米メディアによると、マテルは裁判所にブラッツの生産差し止めを請求するとの見方が有力だが、その場合はブラッツ・シリーズのうち、どの人形のデザインがマテルの著作権を侵害しているか特定できるかが最大の焦点となる。
バービーはマテルを代表するブランドでおよそ50年の歴史を持ち、世界中で根強い人気を誇る。一方のブラッツは斬新なファッションが話題となって欧米を中心に人気が高まり、年間10億ドル超を売り上げてバービーを脅かす存在になっている。
(Managing Intellectual Property, September 3, 2008)
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