産経新聞（２０１２／０７／２５）の記事によれば、

高機能の半面、電池の持ち時間が利用者の悩みの種となっているスマートフォン（高機能携帯電話）。「使用時間が２倍になる」とうたってダウンロード させ、勝手に電話帳データを抜き取るアプリ（応用ソフト）が出回っていることが２５日、コンピューターセキュリティー対策会社シマンテックの調査で分かっ たそうです。

　スマホでは、外付けの充電池が販売されたり、電池の使用状況を管理するアプリが登場したりするなど、電池への利用者の関心は高い。

　シマンテックの担当者は「期待につけ込む手口。ダウンロード時はアプリ本来の目的と異なる動作をしないか注意してほしい」と呼びかけている。

　同社によると、問題のアプリは「電池長持ち」という名称で、米グーグルの基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド」向け。利用者に突然アプリを紹介するメールが届いていたという。

　実際に電池を長持ちさせる機能はなく、ダウンロードしても表面上は「端末が未対応で利用できない」と表示されるが、電話帳に登録している全ての名前や電話番号、メールアドレスが勝手に外部に送られていた。

アプリの宣伝メールを送っていたのは出会い系サイトを運営するグループだったとみられ、シマンテックは、こうしたサイトへ誘導するメールを送るために個人情報を集めていたとみている。

出典元：ｉｚａ（http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/579047/）