2011年 セキュリティニュース トップ10
クラウド情報セキュリティ
ScanNetSecurityが、2011年12月19日(月) 2011年1月1日から12月15日までの
(ほぼ)1年間の閲覧ランキングに基づいて、トップ100ニュースをリストアップしました。
その中のトップ10を掲載します。
1位 世界の25%のユーザが「PCが遅く感じたからウイルス対策ソフトを停止」(Avira)
2位 美しすぎる女性ハッカー「失色」の野心(Far East Research)
3位 米ウォール街占拠デモはジャスミン革命やロンドン暴動と決定的に違う
4位 倍精度浮動小数点の処理に起因する無限ループの脆弱性(Scan Tech Report)
5位 ソニーPSN漏えい事件、パスワードはハッシュ化、具体的な脆弱性は非公開(ソニー)
6位 Apacheの脆弱性を狙う「Apache Killer」に注意、パッチ提供は48時間以内(Apache)
7位 9月18日「大規模日本Webサイト攻撃活動」の成果(Far East Research)
8位 「ドイツ政府製トロイの木馬」、製造元及び販売先判明(ScanDispatch)
9位 東京三菱UFJ銀行を執拗に調査する中国貴州のハッカー(Far East Research)
10位 韓国の国際ハッキングコンテスト予選で日本チームが優勝
解説
第1位のAvira社による複雑な調査結果は、長期間の幅広い層からのアクセスを得ました。
第2位の中国に登場した「美しすぎる」ハッカーの話題は、セキュリティ専門家ではなく、一般層からの支持を集めました。
第3位は、ウォール街占拠デモの分析コラムです。学者、女性、学生、ミュージシャン他、多数の読者に支持及びリツイートされ、多様な立場の人たちの支持をいただきました。
第4位の「倍精度浮動小数点の処理に起因する無限ループの脆弱性」は今年本誌で最も閲覧数の多かったエクスプロイトになりました。
第5位はソニーPSNの情報漏えい事件に関するリリース発表のニュースです。ソニー事件に関しては、株式会社ラックの西本逸郎氏と、株式会社サイバーディフェンス研究所の名和利男氏による緊急寄稿コラムも必読です。
第6位はApacheの脆弱性を狙う攻撃ツールに関するニュースです。
第7位は、満州事変勃発の引き金である柳条湖事件が発生した9月18日を機に中国で呼びかけられた対日サイバー攻撃の結果をふりかえった記事でした。
第8位は、ドイツ政府が民間企業に発注した「R2D2」と呼ばれるトロイの木馬の製造元を追った記事です。
第9位は、東京三菱UFJ銀行への攻撃を継続的に続ける中国ハッカーを報じたニュースです。
そして第10位には、韓国の国際セキュリティ会議 CODEGATE 2011 で開催された CTF の予選での日本チーム 1位通過を報じたニュースがランクインしています。チーム sutegoma2 は、8月にラスベガスで開催された世界最高峰のハッカーイベント Defcon CTF に史上初の本戦出場を果たしています。
2011年はセキュリティ産業にも激震が走った1年間であったと言うことができます。
出典元:http://scan.netsecurity.ne.jp/article/2011/12/19/27919.html
コメントを投稿する
※コメントは管理者による承認後に掲載されます。