「親子トクトク情報セキュリティ・ワークショップ」を開催

情報セキュリティ関連

2月は情報セキュリティ強化月間ということで、民間団体「情報セキュリティ対策推進コミュニティ」による啓発活動が行われている。その一環として、TBS、MS、ヤフーが合同で親子向けセキュリティワークショップを2月7日・8日、東京・赤坂のTBS放送センターで開催した。
● 保護者には家庭内のルール作りを推奨
保護者向けのセミナーではまず、マイクロソフトの小野寺匠氏(セキュリティレスポンスチームマネージャ)が「Internet Safety & Security」というタイトルで講演。小野寺氏は冒頭、2008年9月に実施したインターネットの利用に関するアンケートの結果を引き合いに出して、「子どもにインターネットを利用してほしいが、不安もある」という意識を持つ教師や保護者が多いことを紹介した。
「児童のインターネット利用に不安を感じる」と答えた教師は88.9%、保護者は67.2%と高かったとしている。
 次いで、パソコンを子どもに使わせる準備として、「リスクとモラルを教える」「家庭での利用ルールを決める」「パソコンを安全に保つ」という3点を紹介。
 最後に、おすすめツールとしてマイクロソフトのサイトから入手・閲覧できる大人向けのセキュリティビデオや、親子ともに学べる「マイクロソフトインターネット安全教室」を活用してほしいと呼びかけた。

ヤフーの佐川英美氏(サービス統括部)が「子どもたちとインターネット 〜保護者だからすべきこと、保護者にしかできないこと〜」というタイトルで講演を行った。
 佐川氏は、子どもたちのインターネット利用の現状として、内閣府が2007年12月に発表した「第5回情報化社会と青少年に関する意識調査報告書」から、小中高校生のインターネット利用率をパソコン・携帯電話別に紹介。高校生では、95.5%が携帯電話でのインターネット利用があるということを示した。
 ネット上で子どもの安全を守るためには、「利用状況を把握する」「インターネット利用のルールを作る」「端末は親の目の届くところに置く」「子ども向けのポータルを使わせる」「フィルタリングを使う」というチェックポイントを意識することが重要であると訴えた。

出典:INTERNET Watch 2009/02/09 20:03の記事より抜粋

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